2015年11月21日

生徒会の選挙に意味はある?

中学校に行ったら机上に、生徒会の選挙結果のプリントがありました。そう言えば朝に校庭でタスキをかけて、「よろしくお願いします」と声を張り上げていた生徒たちがいました。でも生徒会長、副会長、書記……とほとんどは対立候補がなくて、信任票でした。これだけのことに選挙委員会を組織して、立ち会い演説会をして、投票、集計……と、費やす労力たるやそうとうなものです。そもそもだれが立候補するかも、けっこう先生方の意向が働いていたりするようです。どう見ても無理そうな子が立候補したら、対立候補を擁立するとか……。子どもたちも「頭の良い人がなるもの」と決めてかかっています。

そもそも生徒会の執行部といっても何の決定権もなくて、先生の決めた枠の中で動くだけです。「私が生徒会長になったら、制服を廃止します!」などと言うことはあり得ない。役人や経済界の決めた枠の中で動く政治家を、「よろしくお願いします」を連呼する選挙で選ぶ、大人社会のくだらない?選挙を学習させるようなものではないでしょうか。そんなことに時間を費やすなら、キャンプでもして生活体験をつんだ方が良いのではないかと思ってしまいます。

プリントをながめながら、「こんなこと、止めれば良いのにねえ……」とつぶやいたら、となりにいた保健室の先生が興味を示しました。

「止めて、どうするんですか?」

「選挙で選ぶんじゃなくて、校内の色々な活動を、この指とまれのボランティア方式にすれば良いと思うんですけどね。これからの世の中は、上の人が何かしてくれるのを待っているんじゃなくて、自分たちで動くのが大事だと思うし……」

「へえ……私たちは学校の中にいると、やるのが当り前になってしまっていて、そんなことは思いつかないですね。外から見る人の意見は、貴重ですね……」

気を遣って感心したふりをしてくださったのかも、しれませんが……。

2015年11月18日

低音さえ欲張らなければ……

オーディオショップに顔を出したら、あらなつかしやJBL4430からポール・デスモンドのサックスが流れていました。4430は30年以上も昔に発売された、こんなスピーカーです。

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冷蔵庫サイズの大型システムで、低音を受け持つウーファーは15インチ(38cm)、中高音を受け持つのはバイラジアルホーンの2ウェイです。私はJBLはあまり好みではありませんが、それでも4ウェイのスタジオモニターとかよりはこちらの方を好ましく感じていました。

でも試聴している店主氏と三人のお客の関心はスピーカーではなくて、電源ケーブルのようでした。ケーブルをこっちに換えたり、あっちに換えたりして何だかんだと言っています。これは電線病と言われる、世にも恐ろしいビョーキの世界です。まあそれは置いといて、ともかく低音が出過ぎなんですよ、私の基準からしたら。パーシー・ヒースのベースがぼわんとふくらんで、反応が鈍い。「さすがJBLの大型スピーカーだね、この低音はシビレルよ!」とか言う人がいても、もちろんそれはアリなんだけど、私はタダでくれてやると言われてもノーサンキューです。

オーディオ店主氏は「下の方が30Hzくらいまで伸びていないと、オーケストラの再生はつまらない」と言います。ホールトーンをしっかり出そうとすると、そうなのかもしれません。でも低音の再生周波数と量感、質感を満たそうとするとハードルがものすごく高くなります。15インチ口径のウーファーを使うなら、波長の長い低音を飽和させないために、部屋の広さは20畳以上は必要でしょう。造作だって並のものでは、壁や床が共振します。

安直に低域のレンジを広げるとか、量感をアップさせるというなら、スーパーウーファーという手もあります。映画をド迫力で楽しんだりするのなら良いのでしょうが、音楽を聴くとなるとこれまた泥沼の世界らしく、結局は使わなくなってしまう人がほとんどのようです。私もかつて安直に低音を稼ごうとして、スーパーウーファーを使ってみたことがありますが、やはり使わなくなって処分してしまいました。

「原音再生」をあきらめて、低音のレンジを欲張らなければうんと楽になります。70Hzまで出ていれば、まず良しとしましょう。そうすればコンパクトなブックシェルフタイプのスピーカーで、反応の良い低音を楽しむことができます。ニア・フィールド・リスニングと言うらしいですが、要するにかぶりつきです。スピーカーはスタンドに載せて、後ろの壁から30〜40cmは開けます。左右のスピーカーとリスナーの顔が、それぞれ正三角形の角になるようにします。スピーカーは糸を張ったりレーザー墨付き機を使ったりして、厳密にセッティングします。ちょっと姿勢を変えただけで音が変わったりもしますが、ピッタリはまればスピーカーの存在が消えて、音源がピンポイントで定位する桃源郷に浸ることができます。これまた、ビョーキでしょうかね。
posted by nori at 21:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 音の考現学

2015年11月06日

岩手山は冬

 11月3日、文化の日に岩手山に行ってきました。祝日でしたが登山者は少なくて、静かな山行を楽しむことができました。デジカメは低温で動かなくなるので、ポケットに入れて暖めていたipodで撮りました。写真をクリックすると拡大します。

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 登山口の馬返しキャンプ場からお山を望みます。

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 6合目あたりでしょうか、雲間から視界が開けてきました。

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 8合目からは圧雪路に。結局は使わなかったけど、アイゼンを持ってきて正解でした。

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 9合目から山頂を目指しつつ、鬼ヶ城を見下ろします。

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 「お鉢」に出ました。右端の山頂をめざして、爆風にあおられながら歩きます。体感温度はマイナス20℃以下で、顔が痛いです。山に興味のない人から見れば、全くどうにかしています(笑)。

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 雪で薄化粧したお山は、本当に美しいですね。感謝!

 ふもとはおだやか秋でも、8合目あたりからは厳しい冬山の世界でした。偉そうに言えるほどの経験はないですが、冬山で遭難しないためには装備と技術、そして無理をせずに撤退する覚悟が必要です。
posted by nori at 21:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 岩手の絵日記