2020年08月13日

ロケット・マン

たぶんガッカリするだろうから、見ないでおこうかなと思っていました。思いがけず妻がブルー・レイを借りてきてくれたので、あっさりと抵抗が崩壊しました。観てみたらやっぱりと言うか、事実とは異なる脚色もさることながら、タロン・エジャトンの歌がどうにもいただけませんでした。詩人のバーニー・トーピンとエルトンの母親を演じた俳優さんは、好演していたと思います。

スターダムにのし上がったエルトンが、奇抜なコスチュームでグループセラピィに登場します。「治したくて来た」とは言うけれど、彼の場合はアルコール、薬物、買い物、セックスへなどの、依存症のオンパレードです。性的な指向はバイセクシャルで、慢性的に自殺願望も抱いていました。何を治したいのか? 私が勝手に思ってしまうのは、「必要とされる必要」にかられてしまうことかな、ということです。エルトンは家族や恋愛の相手だけではなく、ライブに集まってくる聴衆、サッカーチーム、あるいはエイズで苦しんでいる少年など、さまざまな人々に手を差し伸べます。毒舌家とも知られ、ネットで物議をかもすこともしばしばでした。

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もしかしたら、エルトンは「望まれない妊娠」で生まれた子どもだったのかもしれません。誰からも必要とされていなかったから、「必要とされる必要」にかられるようになったというのは、単純に過ぎる想像でしょうか。
posted by nori at 18:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画に見るこころ