2014年12月23日

朔旦冬至

クライエントさんから教えてもらいました。
昨日は朔旦冬至(さくたんとうじ)で、新月と冬至が重なる日でした。この言葉は初めて知りましたが、太陽と月が復活する日、でしょうか。ネットで調べてみたらこれは19年に一度しか起こらない現象で、しかも次の朔旦冬至は暦の関係で38年後だとか。そこに特別な意味を見いだしたのは、自然の恵みと畏れを常に感じていた昔の人ならではだったのでしょう。コンクリートの街に住んで24時間年中無休、のべつ幕なしの現代人にはなかなか考えつかないことかもしれません。

未来が開けているという感覚は、どんな人にも必要なことでしょう。どこにそれを見いだすのかが、閉塞した時代には難しくなっているのだと思います。経済成長に浮かれている間に、私たち日本人は地域でも職場でも家庭でも、人と人のつながりをバラバラにしてきたのではないでしょうか。お金では買えないものに価値を見いだせるかどうか、そこに人の品格が表れるような気もします。かと言ってお金なしでは生きていけないのも現実で、生きるのは大変なことだと思います。
posted by nori at 09:40| Comment(0) | TrackBack(0) | よしなしごと
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