小池さんは、こんな方です。他の3人の方は入りきらなかったので、ごめんなさいという感じです。
ふだんは自己主張が強い「オレがオレが……」のジャズだったり、芸術を目指したクラシックだったり、そんな音楽を聴いているので、新鮮でした。自己主張のために音楽をするのではなくて、音楽の下に自分たちがいるという感じ。その音楽の上には、地球とか自然とかがある、そんな感じです。だからギターもドヤ顔で速弾きするとかじゃなくて、アンサンブルに徹しています。ハープは素朴な構造からの響きが、情感をよく伝えてくれるように感じました。息の合った演奏で、気持ちよく聴くことができました。
小池さんの歌声は「どっかで聴いたことがある……」と思っていたら、イギリスの「ルネッサンス」というグループのヴォーカル、アニー・ハズラムによく似ていると思いました。ミュージシャンに「だれと似ている」と言うのは失礼かもしれませんが、あの透き通った感じをどう形容すれば良いのか。そして声の音色が何色もあって、それはライブじゃないとよく分からないかもしれません。
年を取ってくると、夜に出かけるのがおっくうになります。それに土曜日は稼働日なので、日中にコンサートがあっても行くことができません。そんな事情もあるのですが、もっとナマの音楽を行こうと思いました。
