カウンセリングは学生相談などの、教育の分野で発展してきました。たとえばアメリカのスクールカウンセラーは、学習に関することから進路、友人や家族との関係、福祉サービスの利用など、すべて相談にのるそうです。生徒はカウンセラーに話すことで、より良い判断ができるかもしれませんが、「自分を変えよう」とは思わないでしょう。
これに対して心理療法は、医療の分野で発展してきました。端的に言ってしまえば、ものごとの見方や行動の仕方を変えて、現実への適応を良くするのが目標になります。自分自身を、あるいは自分の生き方を変えていく、と言う側面を含んでいます。
日本ではユーザーの方にも、カウンセラー(セラピスト)の方にも、この二つの区別はあいまいなことが多いようです。この二つをしっかり区別しなくてはならない、と言う人もいます。私もそうは思うのですが、その前に心理「療法」について、考えておかなくてはいけないことがあると思います。(続く)
2009年03月08日
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