2011年01月21日

ひきこもりの心理と理解 −家族の支援を考える

このタイトルで、1月12日に宮古市で講演をしてきました。呼んで下さったのは、宮古保健所さんです。厳寒のなか保健、福祉、教育関係の方々がおいでになりました。

・ひきこもりは「特別な人に起こる、特別な現象」ではないこと
・本人を動かそうと手を打つよりも、こじらせない努力が大切なこと
・家族の支援は助言よりも、傾聴すること
・自助グループの育成に力を貸していただきたいこと

まあざっと、こんな内容でお話をさせていただきました。

ところで宮古は三陸海岸にあって、私の住んでいる町からはほぼ120kmあります。盛岡方面から車で行くとなると、標高で700メートルほどの区界(くざかい)高原がいちばんの難所で、冬は凍りつくので有名なのであります。当日はマイナス10度くらいまで冷えていたし、猛吹雪で道がよく見えない時もありました。私の実家の方では、こういうのを「目口あかない」と言います。

でもその中でも、やってるんですね、道路工事。片側交互通行なのですが、そこをブルドーザーで除雪をしていたので、20分ほど足止めをくらいました。この時期はあちこちで、道路工事ばっかりです。いわゆる予算執行の時期なんでしょうが、夏場に工事できないもんでしょうか。工事する人は大変だし、施工しても乾きにくいとか、日が短いので照明のコストがかさむとか、余計にお金もかかるんような気もします。冬に工事も除雪もじゃなくて、夏には工事で冬には除雪の方が良いと思うんだけど。

他人のことや世の中のことを考えずに、自分の都合ばかり考えている人が多いからこんなことも起きるんだろうし、そんな世知辛さがひきこもりを増やしているんじゃないかな。……そんなことをつらつら考えながら、足止めの20分を待っていました。
posted by nori at 18:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 講演など
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