2011年09月24日

保健室で活かす、臨床動作法

9月21日は、中学校が新人戦の代休でお休みでした。当然のことながらスクールカウンセラーもお休みで、一関地区の養護教諭の皆さんを対象にした研修会で、講師を務めさせていただきました。震災の影響でケアを必要とする子どもたちが増えていることもありますが、そもそも養護教諭は「身体から入って行きやすい」のです。「頭が痛い」とか「体温を測らせて下さい」と言ってくる子どもたちに、「悩みがあるのだったら話してごらん」と言っても、「別に悩みなんかありません」と言うかもしれません。でも「ちょっと、肩の力を抜いてみようか」だったら、関わっていくことができます。

講義が1時間で実習に4時間と、5時間の長丁場でしたが、本当にあっという間でした。まずは自分の身体にじっくりと注意を向けることから始めて、椅子坐位での課題を中心に進めていきました。当日は台風のおかげで部分的に停電したり、体育館のドームが雨音でうるさかったりとハプニングもありましたが、60名ほどの参加者の方々が楽しみながら取り組んでいたので、呼んで下さった先生がとても喜んでくださいました。私は「明日から使えることを、教えてもらった」との感想をいただいて、やはり動作法をもっと広めていきたいと思いました。
posted by nori at 22:03| Comment(2) | TrackBack(0) | 講演など
この記事へのコメント
ご無沙汰しています。保健室でできる動作法〜いいですよね。
高校生の時に 保健室に入り浸っていたほうでした。
家でも学校でも社会でもストレスって思いのほか 心にたまっているものです。心が動けなくなって行き場が無くなって・・保健室・・ でも本当に「言えない悩み」でした。

心と体のリラックス だったら 受け入れられそうな気がします。
Posted by マドンナ at 2011年09月26日 00:53
ありがとうございます。「悩み」として言えなくても、身体のきつさで表している子は多いのではないかと思います。これから文化祭のシーズンですが、とある高校では保健委員が「リラックス体験コーナー」を動作でやってくれました。ピアサポートとしても、良いのではないかと思っています。
Posted by nori at 2011年09月27日 22:22
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