部活の顧問から「体罰」を受けていた生徒が、自殺するという事件が起きました。私は新聞やテレビなどのメディアが「体罰」という言葉を使うのが、どうにも解せません。「体罰」を辞書で引くと、「体に直接苦痛を与える罰」とあります。ではこの生徒は罰を与えられるほどの、罪を犯したのでしょうか。
かりに高校生が路上で他校の生徒を殴ったら、「暴行」として警察につかまるでしょう。でも学校内でやると「いじめ」で、「もうするなよ」で済まされる。教員が他校の生徒を殴れば「暴行」で、校内でやったら「体罰」となる。変ですよね?
体罰と言ってしまうと、不適切ではあるけれども指導や教育の一環という雰囲気が生まれます。しかしバスケットボールの指導に殴打が必要なはずはなく、人権の尊さを教えるべき教員が人権侵害をくり返していたのですから、指導でも教育でもありません。日常的な暴行であり、犯罪として扱われるべきものでしょう。警察が暴行、傷害事件として捜査をすることを願います。
2013年01月13日
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