プログレ=プログレッシブ・ロックなる音楽も、今は昔なんでしょうね。このアルバムからキーボードにリック・ウェイクマンが加入して、イエスは黄金時代を迎えることになります。やはりビル・ブラッフォードの小気味よいドラムが好きです。後任のアラン・ホワイトはロックの叩き方としては正統なんだろうけど、バタバタとうるさいです。
イエスは複雑なアレンジ、変拍子、バカテクと三拍子そろったバンドでしたが、メロディアスで聴きやすいし、いま聴いても古い感じがしません(私だけ?)。1972年のリリースなので、もう40年も前のアルバムなんですね。高校生のときは何しろレコードが高かったので、ライブ三枚組の「イエスソングス」で済ませて持っていませんでした。それが廃盤セールでLPをあさっていて、見つけました。「見本盤」でした。

見本盤っていうのは、音楽関係者に配るために作られたもので、非売品でした。真ん中のレーベルが真っ白で、印刷されていなかったりします。マスター・テープが新鮮な状態のファーストプレスなので、音は最高です。コレもお約束通りに、腰が抜けるほど鮮度の高い音がスピーカーから飛び出します。とくに見本盤だからと言ってプレミアがつくことはないので、アナログLPを聴く方は、見つけたら即買いすることをお勧めします。
私も『こわれもの』について書いてみました。
やっぱり名盤ですよね。
http://blogs.yahoo.co.jp/captain_lilies/13637996.html