2013年12月15日

被災地のいま

今日は沿岸の町に、臨床心理士会の仲間と支援に行ってきました。いつもは会員の自家用車で行くのですが、冬場は安全の確保のために、ジャンボタクシーをお願いしています。仮設住宅の集会所で、お茶を飲みながら話をしていただいたり、リラクセーションを行ったりしています。

その道中の光景です。画像をクリックすると、大きくなります。

tarou1.jpg

かつての町並みには、まだがれきが積まれています。向こうに見える学校まで、子どもたちは仮設住宅から通っています。

tarou2.jpg

丘からこの町を見下ろしたところです。手前の家々は、波がかぶりませんでした。波がかぶったところは漁協の倉庫と仮設店舗の他、一般の住宅はひとつも建っていません。山あいの仮設住宅に暮らす人々の多くは高齢者ですが、ここで二度目の正月を迎えます。狭くて隣の音も丸聴こえのプレハブで、冬はさらに底冷えと結露に悩まされます。

東北から北関東まで、沿岸の地域はほぼ同じ様子だと思います。福島はさらに放射能の問題を抱えています。私にはなぜ「東京オリンピック」なのか、さっぱり理解できません。全国のみなさん、お願いです。被災地のことを忘れないで下さい。そして福島産の農産物がスーパーにあったら、ぜひ買ってください。
posted by nori at 23:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 東日本大震災
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