その道中の光景です。画像をクリックすると、大きくなります。

かつての町並みには、まだがれきが積まれています。向こうに見える学校まで、子どもたちは仮設住宅から通っています。

丘からこの町を見下ろしたところです。手前の家々は、波がかぶりませんでした。波がかぶったところは漁協の倉庫と仮設店舗の他、一般の住宅はひとつも建っていません。山あいの仮設住宅に暮らす人々の多くは高齢者ですが、ここで二度目の正月を迎えます。狭くて隣の音も丸聴こえのプレハブで、冬はさらに底冷えと結露に悩まされます。
東北から北関東まで、沿岸の地域はほぼ同じ様子だと思います。福島はさらに放射能の問題を抱えています。私にはなぜ「東京オリンピック」なのか、さっぱり理解できません。全国のみなさん、お願いです。被災地のことを忘れないで下さい。そして福島産の農産物がスーパーにあったら、ぜひ買ってください。