2014年04月09日

石の上にも三年

石の上にも三年、と言います。ガマンの一区切りが三年なのかもしれません。

沿岸部で暮らす人々、仕事をしている人、あるいは内陸で避難生活を送っている人たちに、疲れが出てきているように思えてなりません。仮設住宅もガタが来たり、カビが生えて来たとか、ネズミがはい回っているとか言う話も聞こえて来ます。また教師や公務員など、対人援助や復興にあたる人たちも、疲れています。復興のために何とか……とやってきた人たちも、疲労と緊張感の連続、無力感で燃え尽きそうになっています。内陸で避難生活をしている人たちは、周囲とのギャップや理解してもらえない孤立感、あるいは「故郷を捨てた」と同郷の人たちから思われるのではないか……と、悩みが深くなっていると思います。

自分自身のことで言えば、これまで月に一度の支援活動をボランティアでして来ました。必要とされているのは分かっているし、行けば喜んでもらえるのも嬉しいし、ボランティアと言っても持ち出しではなくて得ているものも大きいと思っています。でも何と言うか、ちょっと疲れてきたかな……という気持が湧くようになって来ました。

明確に言葉にするのは難しいのですが、この疲れを癒すとしたらたとえば温泉に湯治に行くとか、そういうものではないような気がします。もちろん温泉は好きだし、何日も湯治に行けたらさぞ良いだろうなあ……とは思うのですが、ね。

支援に関わっている人たちどうしで、ゆっくり語り合うような場があれば良いかなあ、と思います。同じ活動をしている仲間ではなくて、色々な立場の人たちですね。それが温泉だったらもう最高なんですが、どこぞの公民館でも良いのです。どこかで企画してくれないでしょうかねえ。
posted by nori at 22:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 東日本大震災
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