CHAGE and ASKA のASKA容疑者が覚せい剤取締法違反容疑で、逮捕されました。私自身は彼らの音楽に格別な関心は持たなかったし、そういえばテレビで見た、くらいの人です。ただ彼らのCDをリリースしているユニバーサルミュージックが、「企業としてのコンプライアンス(法令遵守)保持のため」と称して、出荷停止などの措置をとっているのがどうにも解せません。ヤクをやった人のCDは売りません、などと言われたらジャズもロックも壊滅です。内田裕也の「作品に罪はない」は、名言ですね。
コトが明るみに出てから、こういう対処をするのも解せません。レコード会社の担当者は、とうに知っていたのではないでしょうか。金づるに使うだけ使って、イメージが悪くなったらしっぽ切りです。そもそも「法令」を持ち出すならば、ミュージシャンが逮捕や起訴されたり、有罪判決などが出たら販売を停止してもよいとの契約がかわされていたのでしょうか? 勝手に販売を停止されたらミュージシャンには印税が入ってこなくなるわけで、それこそコンプライアンスにもとることになります。
企業として云々を言うのであれば、まずは社員教育をきちんとするべきでしょう。ミュージシャンも営業担当も取り巻きも、この業界にはこっち方面で危ない人々が沢山いる……と私は勝手に想像しています。アルコール、ギャンブル(特にパチンコ)、薬物に依存するとどんな生活になるのか、心のありようがどうなっていくのか、回復するにはどうしたら良いのか、家族や身近にそういう人がいたらどうしたら良いのか、教育や啓蒙の活動をするべきです。
2014年06月02日
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