当地では、ガソリンが払底しています。このままだと、医薬品や食料がないために死んでいく人がどんどん出てくるでしょう。「被災地にガソリンを!」は言うまでもないことで、全国の皆さんにはとにかく協力をお願いします。そして岩手県と宮城県では通勤のためのガソリンを求めて列をなしている人が沢山いますが、生活物資が行き渡るまで不要不急の経済活動を休業する指示を県知事から出して欲しいです。昨日は仙台にいた家族を、車で迎えに行ってきました。途中の一関市郊外ではパチンコ屋に電気がついていて、中にはまばらとは言え人がいたのには唖然としました。
もうこの際、パチンコを日本からなくしたいものです。年間に20兆円も30兆円ものお金がパチンコに消えていくと言われていますが、とても正気の沙汰とは思えません。そのお金で東北を、そして日本を建て直すべきです。未曾有の大惨事に遭って外国から援助をしてもらいながら、日本人はギャンブルにうつつを抜かしていくのでしょうか。もっとも正気の沙汰ではない依存症なので、赤ちゃんを放置して死なせたり、子どもを虐待したり、多重債務で自殺する人が後を絶たないのですが。この問題に興味のある方は、若宮健著「なぜ韓国は、パチンコを全廃できたのか」(祥伝社新書226)をお読みください。
以下は同業のMLから流れてきた、大槌町の避難所の状況です。筆者の方には了解が取れませんが、ここに掲載することについては異論はなかろうと信じます。
避難場所は臼沢伝承館。上閉伊郡大槌町小鎚(臼沢地区)。大槌町は町役場職員のほとんどが行方不明となり、行政機能を失っています。地区自体は被害は少ないのですが、家を無くされた方達が少なくとも120人以上避難されています。近隣の数件で食糧を出し合い炊き出ししていますが、日数も経ち、人数も増えている様子で食糧も底をつくようです。
水だけは山からの沢水で何とかなっているようですので大雨で濁る等なければ飲むこともできます。燃料は先週末時点で不足しており、ガソリンと灯油を調達に、使える車で盛岡まで来たそうですが、こちらも長蛇の列で難しかったようです。薬も、毎日切らすことができない薬を必要としている人や、今日時点の情報では、子供達に発熱、咳が見られるとのこと。疲れが出始め、お年寄りのことも心配されます。
地区自体が高齢者がほとんどですので、伝承館まで食料を貰いに来れないお年寄りが自宅に孤立している可能性が大きいと思われます。どこの被災地も同じ思いとわかっておりますが、大きな避難所から離れているので、たとえ物資が町に来ていても行き届かないのではと心配しております。どうか、一秒でも早く救援の手をよろしくお願い致します。