https://www.ima.or.jp/exhibition/temporary/20260117.html
レオ・レオーニ(1910〜1999)と言えば、絵本の「スイミー」や「じぶんだけのいろ」で有名ですね。祖父の代からオランダのダイアモンド産業に関わる裕福な家庭で育ち、親戚には絵画コレクターもいて、美術への道が開かれていたようです。アメリカに移住して商業デザイナーとして成功したこともありますが、イタリアに住んでいた時はファシズムに抑圧されて、苦しい思いをしたようです。華やかな成功の裏には、「自分とは何者か?」という問が常にあったそうです。
絵本の原画から、立体造形、芸術作品まで、レオーニの全貌を展示しています。
当日は、写真撮影も許可されていました(フラッシュなど、NG条件あり)。私がとくに目を惹かれたのは、「平行植物」と題された、ちょっと不気味な絵画作品と立体造形です。レオーニはユダヤ系のために圧迫されていたし、社会正義を求めた風刺画でマッカーシーの「赤狩り」に目の敵にされていたことがあり、さまざまな人々が多様なままに共存する世界の実現を訴えたかったのではないかと思います。
会場では自由にコラージュ(切り貼り)できる共同制作のコーナーもあり、親子連れで楽しんでいる人たちもいました。3月22日まで開かれているので、ご興味のある方はぜひどうぞ。
